コーヒープレス
コーヒープレスはコーヒーを鍋で入れる伝統的な抽出法を現代風にアレンジした方法です。
ポットにコーヒーの粉末と湯を入れて待つだけというシンプルさが何よりも魅力です。
シンプルではありますが、コーヒーの持つ独特の油分や深い風味を一杯のコーヒーの中で十分に堪能することが出来ます。
先ずは、コーヒープレス本体にコーヒーの粉を入れます。
コーヒーの粉が湿るように全体に湯を注ぎます。
次に湯を分量分注ぎ、湯が粉全体に行き渡るように柄の長いさじで混ぜます。
新鮮な粉であれば、ここで泡が立ち、粉がふくらみます。
メッシュフィルターのシフトを少しばかり下げた状態で、蓋をかぶせ、約4分間蒸らします。
メッシュフィルターのシフトを押し下げ、コーヒーの粉とコーヒーが分離すれば完了です。
コーヒープレスの器具を見て、紅茶を入れる器具を思い浮かべる人は多いのではないかと思います。
実はコーヒープレスとティープレスは同じものなのです。
もともとはコーヒーを入れる為に作られたものが、日本に伝わった段階で紅茶用になってしまったのです。
しかし、最近では、コーヒー用として使用する人も増え、手間ひま掛けなくても美味しいコーヒーを入れる事ができる点から、注目されています。
コーヒープレスでコーヒーを入れる際は、@粗挽きの粉を使う事。A湯を注いだ後に混ぜる。 Bしっかりと蒸らす事。以上の3点を守れば、失敗無く、確実に本格的なコーヒーを入れる事が出来ます。
ベトナムコーヒー
ベトナムコーヒーとは、アルミ製のコーヒードリッパーで漉したコーヒーを練乳と混ぜて飲む事により、苦味と練乳の甘味のハーモニーを楽しむ飲み方です。
先ず、入れ方としては、カップの底に大さじ1杯位の練乳を敷きます。
アルミ製のコーヒードリッパーに細挽きにしたトラジャ豆をティースプーンで3杯程度入れます。
沸騰した湯を丁寧に注いで行きますが、この際、コーヒーが均等に抽出出来るように、注ぎ口の細いポットを使用して注ぎます。
又、湯を注いだ後は30秒〜40秒程蒸らす事でコーヒーの十分な美味しさを抽出する事が出来ます。
ベトナムコーヒー用のドリーッパーは穴の大きさが粗い為、抽出の際、コーヒーの粉がある程度混ざりますが、この状態で飲むのがベトナムコーヒーのスタイルです。
又、一口目と二口目以降で練乳の混ざり具合を調節しながら飲みのも結構楽しめます。
水出しコーヒー
比較的コアなファンが多いのがこの水出しコーヒーです。
オランダ人が考案したことから、「ダッチコーヒー」とも呼ばれています。
コーヒー専門店で出されるアイスコーヒーはたいてい水出しコーヒーである事が多いです。
コーヒー専門店では「ウォータードリッパー」というガラス製の器具が使われていますが、ネルフィルターとホーローを使用しても十分美味しい水出しコーヒーを入れる事ができます。
先ず、ホーロー等の容器にコーヒーの粉を敷きます。
コーヒーの粉に対して、フィルターで濾過した冷水を回しながら加えていきます。
コーヒーの粉が少し膨らみ始めたら冷水を加えるのをストップし、ステラで粉が沈むように混ぜ、何分かおきます。
粉が浮いてきたら、再び沈めるように、2回位混ぜます。
ラップを適当な大きさに切り、ホーロー内のコーヒーの粉を押しつぶすようにかぶせます。
容器の端までしっかりかぶせ、容器内部に空気が入らないようにします。
ラップをもう一枚、容器の端から端をおおうかたちでかぶせます。
そのまま、冷蔵庫で24時間寝かせます。
24時間後、冷蔵庫から出し、スタンドに固定したネル袋を利用して、抽出します。
コーヒーが抽出される容器もホーローを使用します。
この状態で、時間を掛け、最後の一滴まで抽出します。
いたってシンプルですが、限りなく味わい深いコーヒーを作る事が可能になります。
容器は金属臭がコーヒーに移ることを避ける為、なるべく金属製のものは使用しないようにしましょう。
サイフォン
サイフォンは別名「真空濾過方式」といわれております。
フラスコ内を真空状態にし、蒸気圧を利用して、フィルターを通して抽出します。
東京新宿の「面影屋珈琲店」がサイフォンを利用してコーヒーを入れています。
先ずは、フラスコの中に沸騰した湯を650cc程入れます。
ロートにコーヒーの粉を入れ、フラスコの中の湯が再沸騰したところで、ロートをしっかり差し込みます。
湯が完全にロートに上がる前に差し湯をしながら粉を解きほぐします。
粉に湯が十分しみ込むようにヘラ等を使用して攪拌すると良いでしょう。
十分攪拌した後、コーヒーの成分が湯に十分溶け出るように約45秒程おきます。
ロート内の粉が浮き上がってきたら、再度差し湯をし、上部に浮いた粉を攪拌します。
ここで、アルコールランプを取り外すとロート内の粉がきれいに落ちてきます。
フラスコ内に綺麗な泡が立ち始め、このまま全部落ちれば抽出完了になります。
サイフォンで入れたコーヒーは抽出時間や攪拌の仕方等、基本を守れば失敗なく、美味しいコーヒーに出会う事ができます。
又、コーヒーが抽出される様子を目で見て楽しむ事もでき、非常に演出効果の高い方法ともいえます。
ネルドリップ
ドリップ式の元祖とも言えるのが、ネルドリップです。
ペーパードリップに似ている点として、ネルドリップは非常にシンプルである事が特徴ですが、コーヒーの味を正確に取り出す事が出来るといった特徴があります。
一部のコーヒー専門店ではこの方法を用いています。
淹れ方はペーパードリップとあまり変わりはありませんが、ペーパードリップよりも抽出時間が掛かる傾向にありますので、辛抱強く入れる必要があります。
あせって湯を大量に注がないようにしましょう。
又、ネル袋は抽出する度に水洗いし、清潔な水に浸しておく等、ネル袋の管理には注意しましょう。
ペーパードリップ
コーヒー専門店で最も多く使用されているのがペーパードリップ式です。
比較的むらが無く、安定した味のコーヒーを作る事が出来ます。
しかし、ペーパードリップ式はペーパーフィルタの折り方や、湯の注ぎ方等で味に変化が出やすいという事も特徴です。
本格的なコーヒー専門店ではペーパーフィルタの折り方から練習させられます。
ペーパーフィルターはコーヒーが直接触れますので、手が触れる回数を出来るだけ少なくする必要があります。
つまり、手際の良さがペーパードリップ式の生命線です。
ペーパーフィルタはドリッパーになるべくフィットするようにしましょう。
ペーパーフィルタを折る際は角の部分にコーヒーの粉が溜まらないように、極力丸みを持たせましょう。
湯を注ぐ際はのの字を描くように注ぎます。
コーヒー豆は前日に焙煎し、24時間寝かせたものを使用するのが理想的です。